伊那まちダイアリー

ネムノキ。字は合歓木と書きます。
伊那まちBASEのシンボルツリーです。

夏に咲かせる鳥の産毛のようにふわふわとしたピンク色の美しい花が印象的なネムノキ。
庭に生えていたり、通勤、通学の最中に見かけたり、我々の生活の中にもよく溶け込む、言わばどこにでも生えている木ではあるのですが、この木には様々な願いが込められているのです。

ネムノキが、光や水分など関係なく、自身の体内時計によるリズムで就眠活動をする不思議な木ということをご存知でしょうか。暮らしの一部に取り入れると、規則正しい生活が自然と身につくと言われています。さらに、荒地にも生えるようなタフな植物で、パイオニアプランツとしても知られているのです。

そんなネムノキの特徴から、伊那まちBASEに来るそれぞれの人に規則正しい生活を送ってもらいたい、緑に触れてもらいたい。
どこにでも生えるような力強さから、諦めない心や、めげない心を大事にしてほしいという思いを込めました。
なにより、葉と葉がピッタリと寄り添う様子は、伊那まちBASEの人と人との繋がりを連想させます。

ネムノキは、伊那まちBASEに入ってすぐ、コンシェルジュの居るカウンターの横にひっそりと溶け込んで生えています。
お立ち寄り頂いた際には、ぜひ、観察してみてください。